卒業旅行は円高を利用する
今は、ドルもそうですし、ユーロに関しましても、円高となっておりますので、卒業旅行に行くのであれば、その恩恵を受けられる海外旅行が注目を集めております。ほんの数年前までは、1ドル100円でしたし、1ユーロは160円でした。しかし、その面影もなくかなりの円高になっている今であれば、卒業旅行は海外に行き、お土産も安くすみます。
今年は念願の家族旅行が実現した年でした。短い日数で国内旅行ではありましたが、とてもいい思い出、そしてかけがえのない時間を過ごすことができました。我が家での国内旅行といえば、ディズニーが定着しております。現実から離れ、その世界だけで何時間も過ごすことができるので夢のような旅行です。一年後を目指して、また家族で頑張っていきたいと思います
<東海地方にゆかりのある、シニア世代の皆さんのページです>
◇科学と芸術の間、闊歩 「野性の目」で美追う−−馬場駿吉(78)
俳人、耳鼻咽喉(いんこう)科医、美術評論家……。2006年10月から名古屋ボストン美術館(名古屋市中区)の館長を務める馬場駿吉(しゅんきち)さん(78)には、幾つも顔がある。戦後間もない中学3年の頃、俳句を始めた。医学に突き進んだ前半生と、芸術の領域で日々を費やす後半生は、対極にあるようで交錯している。「現代美術の世界は絶えず新しいことが起きていて、自分の年齢を忘れてあちこち出かけてしまう」
美術館へは地下鉄を利用して毎週火、水曜に出勤する。ほぼ毎日更新!リフォーム大辞典米国ボストン美術館に毎年出張して展覧会の企画を練るほか、開会式の際は、かくしゃくたる姿であいさつに立つ。
4月22日に開会式があった米国人画家、ジム・ダインさん(75)の展覧会「主題と変奏−−版画制作の半世紀」(8月28日まで)。馬場館長はダインさんを隣に「三十数年前にファンの一人として版画を1点入手し、今も大切にしております」と語り、コレクターの一面をのぞかせた。
◇ ◇ ◇
今から50年前。名古屋市立大医学部を卒業して駆け出し医師だった馬場さんは、初めて市内の画廊の扉を押した。自己表現の手段として探求してきた俳句を続けるかどうか迷っていた時期と重なる。
名古屋市千種区の自宅には、その時購入した銅版画が大切に保管されている。生前親交のあった版画家、駒井哲郎さんの「束の間の幻影」だ。小さなモノクロ画面に濃密で詩的な空間が感じ取れた。
宇宙をも封じ込めた細密な銅版画に驚き、五七五という世界最短の文芸を貫く覚悟を決めたという。月給は当時1万2000円。画廊主の好意で、代金の8000円は月賦払いにしてもらった。◆貸事務所が解禁「思い返せば、現代美術への真の開眼はこの時だった」
知遇を得た駒井さんに、処女句集「断面」(1964年)の装丁を依頼。革張りの限定50部には銅版画が埋め込まれた。
その後、版画を中心に愛蔵品は増えていく。名古屋市美術館では02年、80点余の収集品を紹介する展覧会「至近距離の星たち 馬場駿吉コレクション展」が開かれるに至った。
◇ ◇ ◇
医師としては、耳介(じかい)形成術の第一人者だった。耳が欠損して生まれた人のために、米国医師のトレーニングを受け約400人の耳を再生した。91年から名古屋市立大学病院長、日本耳鼻咽喉科学会会長を兼任。耳をモチーフに彫刻を多数制作した三木富雄さん(故人)の作品は宝物の一つだ。
耳鼻咽喉科医は、五感をつかさどる耳、鼻、舌、皮膚を対象とするが、目だけは専門領域を外れる。一方で、美術や舞台芸術の鑑賞や評論活動に力を注いで、専門外の「目」を養ってきた。交流のあるフランス文学者、巌谷国士さん(68)が分析してみせた。「医師としては目が専門外だからこそ、逆に見ることへの欲求が強いのではないか」
馬場さん自身はこう思う。No.1賃貸住宅も大幅アップ!「未知の世界を見たい一心から現代美術を見つめてきた。フランスの詩人、アンドレ・ブルトンがいうように、『目は野性の状態』にしておきたい」
科学と芸術の間を闊歩(かっぽ)してきた馬場さんに一句詠んでいただいた。
八方に潜む真と美
新樹立つ
屈託ない笑顔を浮かべながら解説を付け加えた。「私はすっかり老樹なんですが、5月の若木のように一年ごとに新しい気持ちになりたい」<ペンとカメラ、山田泰生・48歳>
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◇東海の館長で3番目に高齢
75歳を超える現役の美術館長は数少ない。全国美術館会議(加盟358館)によると、東海3県の最高齢館長は、パラミタミュージアム(三重県菰野町)の岡田卓也さん(85)だ。次いで岡崎市美術博物館(愛知県岡崎市)と静岡県立美術館の両館長を兼務する芳賀徹さん(80)。馬場館長は3番目。それぞれジャスコ創業者、比較文学者、医師と三者三様である。
馬場館長は国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の実行委員会委員を高階秀爾・大原美術館館長(79)とともに務めるなど、中部芸術界の指導や助言に当たる。愛知県美術館の村田眞宏館長(56)は「馬場先生は医学と芸術の別々の領域のエキスパート。優しいお人柄で、どんなことでも相談にのっていただける」と評す。
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5月15日朝刊
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